ボストン美術館日本美術の至宝展に行って参りました。入館まで30分待ち、内部も大変な混雑でしたが素晴らしかった、行ってよかったです。
パンフレットに使われている蕭白の龍、若冲の羅漢、光琳の松島など途方もない逸品揃いです。
なかでも一番気に入ったのが平安末期の吉備大臣入唐絵巻です。平安時代の公家文化というと何となくこそばゆいようで、いままで親しまずに来ましたが、ユーモアにあふれた絵巻です。絵巻なので掛けるのでなく置く形の展示なので、最前列に並ばないとよく見ることができません。ところが後からズル込しようとする人が後を絶たないので、入れさせまいと左右の人と密着して不思議な連帯感が生まれておりました。
このような至宝が海外へ流出したことは残念な反面、外国で大切にされていると思うと嬉しくもあります。
6月10日まで上野国立博物館。
2012.06.03更新
第72回 ボストン美術館展
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