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2010.08.29更新


ヴェネツィアからローマまで高速鉄道ユーロスターで移動。ひまわり畑や牧草地を列車は250km/hで疾走。随所の丘の上に聳える町々が何とも美しい。特に断崖絶壁の上の町オルヴィエートは、次回のチャンスには絶対行くぞと固く決心しました。
 ローマは車やバイクがビュンビュン走り、のんびりしたヴェネツィアから着いた私にはいささかせわしなく感じられて、しばらく馴染めませんでした。しかしこの町に残る数多くの芸術遺産、ミケランジェロ、ラファエロ、カラヴァッジョなどの足跡を訪ね歩くうち、次第にこの町のペースに慣れてくると、至るところで毎日お祭りが続いているような高揚した感じが実に好ましいものに思えてきました。

写真は夜のナヴォナ広場、多くの絵描きさんや物売り、音楽家やパフォーマーも出て毎日が祝祭です。

この橋を渡ってみたかったファブリチウス橋。この橋の竣工は実に紀元前。ほぼ原型のままで使われ続けています。私が乗ってもびくともしなかった。今日本の誇る長大橋は果たして2000年後どのような評価を受けるのでしょうか。昔の人たちの偉大さを痛感させられます。

ミケランジェロのキリスト像、訪れる人もまばらなサンタマリアソプラミネルヴァ教会にあります。

反省文 人がいないのをいいことに私は天才ミケランジェロの彫刻にそっと手を触れてしまいました。大理石は想像したより暖かくぬくもりがありました。もうしませんので私をイタリアのブラックリストに載せないでください。

スペイン階段とトリニタディモンティ教会を一望できる絶景ポイントです。人が日陰によって腰を下ろしています。さるショップの2階で買い物したあとお願いしてとらせてもらいました。このときばかりは妻のあくなき物欲に感謝です。ちなみに私にはピノキオの鉛筆1.5ユーロ1本を買ってまいりました。今診察室の机に乗っています。

 帰国して1週間、実は次のイタリア旅行のプランをあれこれ考えはじめています。イタリアいいところですよ。

投稿者: PL607935010

2010.08.26更新


長い夏休みをいただきご迷惑をおかけしました。木曜日午前中診療して夜成田発、翌週日曜日の夜帰国して、月曜日から通常診療と、強行軍の日程でただいま少しヘロヘロしています。他の誰でもなく自分で組んだ日程なので、文句を言う先がありません。
 でも楽しかった~。帰るのが切ないくらいでした。
 今回はヴェネツィアと近くの小さな町カステルフランコ、それにローマへ行ってきました。

まず訪れたのがヴェネツィア。空港から干潟に浮かぶヴェネツィア本島まではバスで20分ほど。車は島の入り口のローマ広場までしか入れないので、あとは船に乗るか、自分で歩くかどちらかしかありません。道には車はもとより自転車も、中世以降は馬さえ禁止なので、行きかうものは人か犬だけです。何物にも気を使わず道を歩けるってのはすばらしいことなんですね。自分のリズムで時間が流れます。
 水上バスも100mも進むと次の停留所、綱を舫って客が乗り降りして綱を解いて、まことに心地よいのんびりムード。ゴンドラに至っては、まるで揺りかごに乗っているような快適さでした。
 ホテルの運河に面したテラスでの朝食もまことにすがすがしい。一ヶ月も休みがとれる身分なら、一日中ボケッとこの場に坐っているのも悪くないかなと思いましたが、結局あちこち観光してしまいました。日本人ですから。
 ヴェネツィアは物価が高いと言われますが、サンマルコ広場やリアルト橋といった有名観光地で食事や買い物をしなかったので詳しくはわかりませんが、庶民的な地域(サンタマルゲリータ広場近く)で過ごす分には、東京よりむしろ安い印象でした。
 私は一発でこの町が気に入りました。僅か4日の滞在ではまったく不足でした。もっとあちこち歩いて、もっと迷子になりたかった。

投稿者: PL607935010

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