院長ブログ

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2010.03.08更新

先日来エコーの機械が壊れて、ごく一部の方にご迷惑をおかけしておりましたが、この度新しい装置を導入いたしました。

 壊れた機械は某大手☆芝さんの機械でしたが、サポートに電話すると何も症状を伝えないうちに、その機械はもうだめです、直りません、買い換えて下さい、との仰せ。当院で患者様の歳だけ聞いて、症状すら聴かずあきらめてくださいなどと言おうものなら、この業界から退場・永久追放にされても文句のいえないところですが、さすが天下の☆芝さん、太っ腹なものです。

 で、当然他の会社の内から選んで買ったのが、大昔のワードプロセッサー(若い人はご存じないかな?)を思わせるデザインで、モノクロのCRTの蓋を開くと蓋がキーボードになっていて、本体の上には取っ手が付いて腕力のある人なら持ち運ぶことも不可能ではない、といったちょっとユーモラスな雰囲気の機械です。

 零細診療所の当院ですから選んだ基準はもちろん価格、腹部用のプローブのみ付けてもらいました。が、これがなかなか良く見える。自分のエコーの腕があがったかのような気がします。人柱として練習台になってくださる方募集中、一食抜いてお越しください。

投稿者: PL607935010

2010.02.19更新

月というのに今日の東京は暖かい一日でした。暖かさにつられてスギ花粉が飛散を始めたようです。花粉症の皆様、対策はお済でしょうか?
 混雑した耳鼻科でなくても、空いた当院でも(ん?)治療を行っています。
 今年は例年に比べて昨夏が冷夏だったせいで花粉の飛散量が少ないと予想されていますが、それでも暴露されないようにするのが第一の対策です。マスクやゴーグル活用してください。
 アスファルトで固められた都会では田舎と違って花粉が地面に落ちないでいつまでも舞っています。舞い上がった花粉が衣類に付いて家の中に入り込むのを防ぐ工夫も必要です。
 薬も以前と比べて随分改良されています。最近の飲み薬は殆ど眠気がありません。点鼻薬も一日一回で済むので、持ち歩いたり人前で使用したりしないで済みます。
 我慢していないで受診してみてください。

お断り
 ステロイドの点眼は緑内障誘発の危険があるので、当院では処方しません。眼科で処方してもらって下さい。ステロイドの内服、注射(ケナコルト)も全身への副作用が考えられるので、行いません。
 反対に点鼻ではステロイドを積極的に使用しています。

投稿者: PL607935010

2010.01.02更新

皆様明けましておめでとうございます。 2009年は日本にとって良い年ではなかったように思います。今年が前進の第一歩の一年になってくれれば良いのですが。
 新春の 誓いも新たに 昼寝かな
今年もよろしくお願いいたします。

投稿者: PL607935010

2009.12.15更新

2003年このブログの第2回で取り上げた、肺炎球菌ワクチンの65歳以上の方への接種に、ようやく公費補助が行われるようになりました。

江戸川区在住の方はリンクをご参照ください。区へ申請して接種票を送ってもらう方式で、2010年3月までの期間限定ですのでご希望の方はお急ぎください。(2014年3月まで延長になりました他区の医療機関での接種には適用されません。また葛飾区はいまのところ予定がないようです。2011年からはじまっています。
あわせて以前既に接種を受けた方も、5年を経過すれば再接種が可能とルールが変更(補助がでるのは1回のみ)になっています。

個人的意見では、新型インフルよりこちらのワクチンの方がずっとお勧めです。

追記:2014年10月から国の定期接種に組み込まれました。生涯に1回に限り、65才以上の対象の方に自治体から接種票が自動的に送られる仕組みで、4000円の自己負担がかかります。

投稿者: PL607935010

2009.11.30更新

先週のこと患者様が途切れたので診察室から庭(3坪ほどの小さな庭です)を眺めておりますと、珍しい訪問者がおりました。それはなんとウグイス。東京のコンクリートの僅かなすきまの緑を見つけて来てくれたのはうれしい限り。飛び去るまでの10分あまり飽きることなく見つめておりました。(暇だったてことです)メジロやシジュウカラは時々見かけておりましたが、ウグイスは元々目立たない鳥だからでしょうか、それとも都会に回帰してきたからなのでしょうか、我がクリニックで見たのは初めてです。春まで居てくれてさえずりを聴かせてくれると嬉しいのですが。 昨日は医師会急病診療所でお勤め。インフルエンザは峠を越えたかなという感じでした。ただこれからは季節性のインフルエンザが流行る時期になりますし、ノロも増えてくる頃です。 皆様体調管理にはお気をつけください。

投稿者: PL607935010

2009.11.27更新

新型インフルエンザで大変でしょうとお言葉をかけていただきます。有り難い事ですが実は当院そうでもありません。新型に感染しているのは圧倒的に中高生までのお子様。大人の方では少ないので11月の来院数は前年割れが確実な状況。ワクチンも当院には入ってこないし、いつ入るのかも分からないし、(申し込みはしたのですが)お問い合わせいただいても予約も受けられない状況なので蚊帳の外。で比較的まったりとした時間が流れております。 開業医が働かないと財務省辺りに目の仇にされて、さらに診療費切り下げの方向に向かっているようですが、あまり反発できません。罪滅ぼしに今度の日曜は医師会急病診療所で最前線に出て参ります。その後書き込む元気が残っていたら状況をレポートします。 みなさま季節がら風邪にはお気をつけてご自愛ください。

投稿者: PL607935010

2009.10.15更新

巷では新型インフルエンザが猛威を振るっていますが、来週からワクチンの接種が始まるそうな・・・当院のような零細医療機関にワクチンが配分されるのか、本日に至ってもまるで解りません。医者という仕事をしていますと解らないことはいろいろあるので、いちいちあれこれ悩まないようにしております。 で、仕事の一切を忘れて本日午後から六本木の国立新美術館で行われている”Theハプスブルク”(12月14日まで)を見てまいりました。 ハプスブルク家の方々の肖像が広報に使われていますので、お気づきでない方もおいでかと思いますが、ラファエッロ、ジョルジョーネ、ティツィアーノといったルネサンスの大物の作品が来ております。

 ラファエッロは”若い男の肖像”という20歳の頃の作品。ラファエッロらしさは感じられるもののまだまだ絵が若いかな・・・(偉そうなことを書いてしまった)
 凄かったのは部屋の一辺に並んだ兄弟弟子の関係になるジョルジョーネとティツィアーノの4枚。ジョルジョーネは”矢を持った少年“と”フランチェスコ・マリア・デッラ・ローヴェレの肖像“の2枚。どちらもこちらを直視している訳ではないけれど、心の内を見透かされているような不思議な視線。どちらも帰属の問題はあるようですが、ともに素晴らしい作品です。
ティツィアーノの”イル・ブラーヴォ“この題はどう訳すのでしょうか。”優れた”という意味と”乱暴者”という意味があるようです。ナイフに手をかけた二人の男の緊張感が漲った作品です。”イザベッラ・デステ“モデルは有名なマントヴァ公爵夫人(の40年前の別の画家に描かせた肖像)。素晴らしく魅力的な女性ですが、自分の魅力で多くの芸術家達に作品を献呈させて、代金は大抵は払わなかったように聞いております。レオナルド・ダ・ビンチはイザベッラからの度重なる依頼を振り切って決して描こうとはしなかったそうです。ともあれティツィアーノのこの絵も素晴らしい質感を持った作品に仕上がっています。
 暫く去り難く、出口の手前まで行ってからまた戻って・・・
 ベラスケスやムリーリョやゴヤといった画家達の作品も展示されていてスペイン好きにもお勧めですし、また明治天皇からハプスブルク家へ贈られた日本画の巻物や、蒔絵の棚なども里帰りしています。
 是非終了までにもう一度訪れようと誓った展覧会でした。

投稿者: PL607935010

2009.08.13更新


夏休みをいただき、皆様にはご迷惑をおかけしております。17日から診療を再開いたしますので、もうしばらくお待ちください。
 今回恥ずかしながら生まれて初めて北海道の地へ行ってまいりました。函館だけを2泊3日で往復です。
 函館は古い美しい町並みが随所に残り、それを維持しようとする住人の精神が感じられる素敵な町でした。
 写真は夜の聖ハリストス教会。
 ただ古いものを端から壊してしまう戦後日本の風潮はこの町にも及んでいるのが残念なところ。我が小岩でも古くからの住人を追い散らして、高層ビルを建設しようという再開発計画が進んでおります。当院もその区域に入るので数年後には追い立てられるのでしょうが、それについてはまた後日。

函館行きの本当の目的は実はこちら。事前にコレステロールをチェックしてOKだったので、獲れたてのイカ刺しが目当てです。。
ホテルが魚市場の傍らで、夕方にはイカ釣り船が出航して行くのが見え、夜には沖に漁火が望め、明け方船が帰港して、程なくセリの声が聞こえてくる。間髪を入れず軽トラックが荷台にイカを積んで出て行き、そのイカが跳ねているのが見える。それっと朝市へ行って揚がったばかりのイカをいただきました。
 これがイカなら、今まで食べてきたイカと称するものは一体なんだと思えるくらい別物でした。色が白くない、透明です。箸でつまむと∩の形ではなく、ピンと-の形です。食感もまるで違いシャリッという感じ。臭いやぬめりも全くない。ただ甘みは少し時間が経ったほうが出てくるようなので、どちらが好みかは意見が分かれるでしょう。
 イカのワタでゲソを煮たゴロ煮は、究極!といった旨さでした。ウニやカニやホッケもおいしかった。海鮮尽くしの3日間でした。
 飛行機に乗ってしまえば僅か1時間のフライトです。また訪れたいと思える町でした。

投稿者: PL607935010

2009.07.02更新

最近とてもしばしば予約についてのお問い合わせの電話をいただきます。
予約制をとる施設が年々増えているせいでしょうが、当院では予約は承っておりません。
予約制の病院の勤務医だったころ、お年寄り達が雪のなかを危なっかしい足取りで来院されたり、具合が悪いのを予約の日まで我慢されていたりしたケースをたくさん見てきたからです。うまいこと話を切り上げて5分で終わりにする、といった高度なテクニックを私が出来ないことも理由です。
世の中がどう変わろうと、私の目の黒いうちは断固予約制はとりません!
当院のような零細医院でも混むときは混むので、お待ちいただく事もありますが、暇なときは暇なので居眠りしていることもあります。そんな時でもナースはちゃんと起きていますので大丈夫です。(何が?)
ただし例外ふたつ。
予防注射は在庫していませんので、お電話くださいね。
新型インフルエンザの方(自分でわかる訳ないですよね、当院でも確定診断はできません)は他の方と時間を分けろとのお達しがでていますので先にご連絡ください。

投稿者: PL607935010

2009.05.19更新

新型インフルエンザが日本に上陸して数日感染者は早くも170名を超えて拡がりを見せています。ワクチン製造は間に合いませんでしたが、症状は比較的軽いようで、従来のインフルエンザと差が無いようです。誤解のないように申し上げておきますと、日本でこんなに急速に感染者数が増えているのは、日本でだけパンデミックが起きているという意味ではありません。日本の、それも兵庫県と大阪府がとびきり熱心に確定診断に努めているから生じている現象で、新型かそうでないかを確定するのは実は容易な作業ではありません。ちなみに当院では対応できません。防護衣着用の上鼻の奥の粘膜を擦って採取した綿棒をウイルス輸送用の培地に入れて冷却、バイオハザード対応の容器に入れて東京都健康安全研究所センターに送ってPCR法で検査してもらうことになるのですが、これができるのは保健所と発熱外来だけです。東京で検査可能なのは一日500件が上限、さらに検査に必要な試薬の供給が厳しくなってきています。一人当たりの検査費用は4万円とか。そのためどんな場合に確定診断診断まで行うかという都が決める基準が段々狭められています。心配だからという理由では受け付けてもらえません。

 今のところウイルスの毒性が強くないとことがはっきりしてきたのに、国は全例検査全例隔離の看板を下ろそうとしない。地方は運用で何とかやりくりしなくてはなりません。国内で蔓延が始まっているのに検疫の縮小もこれから検討すると・・・一体国のこの意思決定の遅さは何だ!通常のインフルエンザと同じ対応で行けと早く指示して貰いたいものです。非常事態には誰かが責任を被る覚悟を持って、決断を下さなければならないものですが、それは一体誰なのでしょうか。大臣?彼は素人、テレビにたくさん映って嬉しそうですが決断を下させるのは間違い。医政局長?健康局長?それとも国立感染症研究所長?実は私にはわかりません。官製パニックと後世言われないようにして貰いたいものです。

投稿者: PL607935010

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