ヴェネツィアからローマまで高速鉄道ユーロスターで移動。ひまわり畑や牧草地を列車は250km/hで疾走。随所の丘の上に聳える町々が何とも美しい。特に断崖絶壁の上の町オルヴィエートは、次回のチャンスには絶対行くぞと固く決心しました。
ローマは車やバイクがビュンビュン走り、のんびりしたヴェネツィアから着いた私にはいささかせわしなく感じられて、しばらく馴染めませんでした。しかしこの町に残る数多くの芸術遺産、ミケランジェロ、ラファエロ、カラヴァッジョなどの足跡を訪ね歩くうち、次第にこの町のペースに慣れてくると、至るところで毎日お祭りが続いているような高揚した感じが実に好ましいものに思えてきました。
写真は夜のナヴォナ広場、多くの絵描きさんや物売り、音楽家やパフォーマーも出て毎日が祝祭です。
この橋を渡ってみたかったファブリチウス橋。この橋の竣工は実に紀元前。ほぼ原型のままで使われ続けています。私が乗ってもびくともしなかった。今日本の誇る長大橋は果たして2000年後どのような評価を受けるのでしょうか。昔の人たちの偉大さを痛感させられます。
ミケランジェロのキリスト像、訪れる人もまばらなサンタマリアソプラミネルヴァ教会にあります。
反省文 人がいないのをいいことに私は天才ミケランジェロの彫刻にそっと手を触れてしまいました。大理石は想像したより暖かくぬくもりがありました。もうしませんので私をイタリアのブラックリストに載せないでください。
スペイン階段とトリニタディモンティ教会を一望できる絶景ポイントです。人が日陰によって腰を下ろしています。さるショップの2階で買い物したあとお願いしてとらせてもらいました。このときばかりは妻のあくなき物欲に感謝です。ちなみに私にはピノキオの鉛筆1.5ユーロ1本を買ってまいりました。今診察室の机に乗っています。
帰国して1週間、実は次のイタリア旅行のプランをあれこれ考えはじめています。イタリアいいところですよ。