院長ブログ

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2015.01.04更新

2015年、明けましておめでとうございます。
本年もあいも変わらず、ゆるゆるとやって行きますのでよろしくお付き合い下さい。
このブログもまた更新をサボって夏休みの報告以来となります。年々発信力、行動力が減少しています。
お休みの間に読もうと本をたくさん準備したのに結局読めたのは20ページほど、なんとなくお休みが終わってしまいます。

しばらく前からカメラの調子が悪く、買い替えの機種を物色していたのですが、元日例年通り近くの神社に初詣に行ったところ、ズームレンズが動かず、これも何かのお告げとその足で○○カメラで新機種を購入しました(約3万円のコンデジ)。
で使い始めたのですが、いつからカメラの設定はこんなに難しくなっていたのかビックリです。インターネット接続にファームウェアアップデートにアプリのインストール(カメラに)、パソコンとスマホの設定・・・まるまる一日使う羽目になりました。みなさんこんな事をされているのでしょうか。

苦労の挙句やっと撮れるようになっての一枚見てください。

今年もよろしくお願いいたします

投稿者: PL607935010

2014.08.15更新

お休みをいただき、ご迷惑をおかけしています。
今回は諸般の事情によりイタリア行きを断念、国内の小旅行に行ってまいりました。
自然景観の美しい土地は日本中いくらでもあるでしょうが、そこに人の拵えた美しい街が伴っていないと私はどうにも旅行に行きたい気がそそられません。
行先に選んだのは萩と山口、両方とも初めての土地です。
東京の下町で生まれ育った私はどうも若い頃から、公方様を酷い目に合わせた憎っくき長州という気分がありました(古い!)。
出発当日は折から台風接近中、フライトは遅れながらもなんとか飛んでくれて、山口宇部空港からレンタカーで約2時間で萩に到着。不便な土地です。萩も雨。

翌日から古い街並みを歩き回り・・・


武家屋敷や萩焼の窯元を訪ねたり・・・


萩で一番印象的だったのが訪れる人もまばらな毛利家の墓所のある東光寺。山の中に500基もの灯篭が藩主の墓の前に整然と並ぶさまには畏怖の念を覚えました。

観光地にありがちな、一度きりの観光客にできる限り売りつけようとするがさつさがこの町では一度として感じられなかった。”吉田松陰先生”と今でも敬称をつけて呼ぶ、人をリスペクトすることを大事にする風土なのでしょう。
2日間では回りきれなかった見どころの多い町です。可能ならまた再訪したいと感じました。

付け足しのようですが山口瑠璃光寺の五重塔は日本建築の至宝です。世界に誇れる美しさです。

投稿者: PL607935010

2014.01.01更新


あけましておめでとうございます。
旧年中はご贔屓ありがとうございました。
関東は穏やかな元日でした。
私はといえばご来光を拝んだあとお節料理で白ワインたくさん、二度寝したあと初詣に行って、夜は赤ワインたくさんとまことに体に良くない一日を過ごしました。まっ、たまにはいいか。
この歳になると、新年を迎えても格別の抱負もありません。淡々と日々無事に過ごせればと願うばかりです。
できるだけ内心の葛藤を表に出さぬよう(?)仕事に努めたいと思います。
6日から通常診療いたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。

投稿者: PL607935010

2013.08.20更新

 長いお休みを頂き、ご迷惑をおかけしました。またまたイタリアへ行って参りました。我が家は妻と二人でイタリアにハマっているので歯止めが効きません。
 最初に訪れたのはジェノヴァ。豪壮な世界遺産の邸宅群と少し危ない雰囲気の裏路地が交錯する、とても美しく活気にあふれた港町でした。


 続いて地中海沿いに南下してピサへ。大聖堂、鐘楼(斜塔)、洗礼堂、納骨堂からなる奇跡の広場はたとえようもなく美しい。なかでも斜塔はとても美しい塔が結構な迫力で傾いています。まさに世界の絶景。飽かず見とれておりました。
一方で訪ねて行ったピサ国立美術館はなんと”人手不足のため休館”だそうで、いかにもイタリアらしいいい加減さです。

オルヴィエートは以前車窓から見て、絶対あそこへ行きたいと思った崖の上の中世都市、のどかでアットホームで一番落ち着けた街です。トリュフもおいしかった!!


 日帰りで行ったチヴィタ(・ディ・バーニョレージョ)。一体なぜこのような場所に街を築こうと思ったのか、大変な断崖の上の街は死にゆく街と呼ばれています。一日数本の路線バスの停留所から小一時間歩いてたどり着いた辺境の地は、観光客でとても賑わっておりました。このくらい離れて見るのが丁度よいようです。

 最後ローマから帰国しましたが、3年前何度も通った雰囲気が良くおいしかったトラットリアを訪れましたが、経営者が変わったようでまるっきり観光客相手の店に方向転換しており、味もがっかりでした。いい思い出はそのまま手を付けずに残しておくのが良いようでした。

 バスの始発で運転手が車から離れて友人と話し込んでいて時間になっても発車しない、しばらくすると常連のお客さんが呼びに行って連れてくる、それを誰一人いらいらした様子もなく待っているなんて日本で考えられます?日本の駅では多くの人が走って移動しています。
 ゆったりとした時間の流れに浸れたのは得がたい体験でした。

投稿者: PL607935010

2013.03.01更新

いつからのことかも定かではないのですが、サイト下部のメールによる問い合せが機能していなかったことに気づきました。
すぐに修正いたしましたが、いままでここにお悩みなどお書きになって、返事がないのでお怒りのかたがきっとおいでです。
心からお詫び申し上げます。
心の問題も体の問題も基本的に1対1でお目にかかってお話することが原則であること、あらためて申し添えます。
当院は予約制をとっておりませんのでお気軽にお越しください。

投稿者: PL607935010

2013.01.03更新


明けましておめでとうございます。
東京は穏やかな3が日でした。もう1日お休みをいただいて5日から再開いたします。
大晦日と昨日は医師会の休日診療所に詰めておりましたが、ノロ恐怖症としかいいようがない方が大勢おいででした。連日どこそこの施設でで何百人感染・何人死亡と報道されていますので、大変な伝染病が流行しているかのごとく勘違いをされている方のようです。実態は毎年冬になると流行する2日もすると自然によくなる胃腸炎です。一般の方が発病しても重症になることはまずありません。また検査には健康保険の適用がないため行いません。嘔吐・嘔気があるときに無理に口から物を入れないようご注意ください。
今日は今年の遊び初め、渋谷のBUNKAMURAで行われている白隠展に行って参りました。このユーモアたっぷりの大芸術家の知名度が不当なほど低い。私の周囲で知っていた人は皆無、今日の会場も空いていました。

白隠は江戸時代前半、臨済宗の中興の祖といわれる禅僧で、絵はまったくの独学、他の画家の影響も受けた様子がなく、賛に書かれた文字と絵とで禅の教えを伝えるための禅画に独自の世界を築きあげました。
賛に書かれた草書が読めないうえに、禅を組んだことも無い私が絵の意味のどれだけを理解しているかわかりませんが、とても力強く、ユーモアにあふれた逸品が揃っています。いまの日本に必要な元気が貰えるようです。
なぜこんな大物の知名度が低いのでしょうか、世界に誇れる日本の財産だと思います。
東京でこれほどの数の白隠作品が見られるのははじめて。2月24日まで。

投稿者: PL607935010

2012.09.24更新

暑くなったり、ひんやりしたり気温の変動の激しい日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
この連休を利用して、当院ではレントゲンの撮影装置を入れ換えました。
旧の機械は先代院長が残してくれた25年物のヴィンテージで、実はひそかに壊れていて胸部以外は撮影できなかったのですが、これが今年2回全く撮影できない状態に壊れました。修理の時装置の内部を見てその古式蒼然ぶりに驚き、修理の方(私と同年配のAさん)の”もう私以外この機械が判る人間がいない”の一言に買い替えを決断しました。
ちなみに入れ替えの時、Aさんが見えて、解体業者が運び出す前にパーツをいくつか持っていかれました。廃棄するものが少しでも有意義に生きてくれれば私としてはとても喜ばしいことです。機械が好き、仕事が好きなんだなと少しAさんが羨ましかったです。
去年導入したCRと併せとても今までとは撮影が格段に容易になり、かつまたいろいろな撮影ができるようになりました。やっと世間並です。
もっとも”上手に撮れる”と”正しく読影できる”と”きちんと治療できる”という三つの単語の間には断絶があります。直接の相関はないといっても過言でないくらい違います。当院では読影するのは私ひとり、胸部以外の読影能力は結構怪しいので、かいかぶらないように。
私の年齢を考えるとレントゲン撮影装置の購入はこれが多分最後。末永く添い遂げたいと思います。ん?結婚式みたい

投稿者: PL607935010

2012.08.19更新


長いことお休みをいただいて皆様にご迷惑をおかけして、また大好きなイタリアを旅行してきました。
我が家は嫁もイタリアにはまっているので二人して歯止めが効きません。
で、今回はボローニャ、パルマ、ラヴェンナ、モデナ、ウルビーノなど廻ってまいりました。
写真はウルビーノ。街自体が一つの美しい芸術作品になっていて、街の人はそれを誇りにしています。羨ましいかぎりです。
便利さを追求している東京と、美しさを選んで不便に耐えるウルビーノと、優劣は簡単には言えませんがとても楽しい時間を過ごせました。
明日から診療を再開します。視線が宙を飛んでいることがあるかも知れませんが、イタリアのインパクトが強烈だったということに免じてお許しください。

投稿者: PL607935010

2012.06.03更新


ボストン美術館日本美術の至宝展に行って参りました。入館まで30分待ち、内部も大変な混雑でしたが素晴らしかった、行ってよかったです。
パンフレットに使われている蕭白の龍、若冲の羅漢、光琳の松島など途方もない逸品揃いです。
なかでも一番気に入ったのが平安末期の吉備大臣入唐絵巻です。平安時代の公家文化というと何となくこそばゆいようで、いままで親しまずに来ましたが、ユーモアにあふれた絵巻です。絵巻なので掛けるのでなく置く形の展示なので、最前列に並ばないとよく見ることができません。ところが後からズル込しようとする人が後を絶たないので、入れさせまいと左右の人と密着して不思議な連帯感が生まれておりました。
このような至宝が海外へ流出したことは残念な反面、外国で大切にされていると思うと嬉しくもあります。
6月10日まで上野国立博物館。

投稿者: PL607935010

2012.03.25更新

厳しかった冬の寒さもようやく緩みやっと春の気配です。 
ブログの更新サボっていること、気にはなっていたのですよ、しかし、3月も末になっていまさら新春の挨拶も変だし、もとより大所高所からの論説など柄でなく、当たり前のような日常が続いていて、格段報告するようなこともなく、平凡な日常が続いています。
平凡な日常を送れるのはこんな私でも贔屓にしてくださる皆様のおかげ、平凡であることがいかに有難いことか気づかせてくれたのが去年の震災でした。

休日の今日はいつものようにスパゲッティを食べに行った後、女房に引きずられて広尾の山種美術館に「和のよそおい」(今日で終了)を見に行ってまいりました。上村松園、鏑木清方、伊東深水などの美人画展です。
会場は9割が女性、うち1割の方は着物姿と、テーマの通りタイムスリップしたような独特な雰囲気の空間でした。暖房が効きすぎて暑さのあまり、上着にセーターも脱いでワイシャツを腕まくりしたおじさんはまったく場違いだったのでは。
普段日本画は殆ど見ない私ですが、伊東深水の鮮やかでいて調和のとれた色彩には大いに心惹かれました。画像(絵葉書より)は伊東深水の吉野太夫です。髷の形や茶入れの柄まで考証が行き届いているそうです。ちなみにこの画家は朝丘雪路の父上だそう。この名前を覚えただけでも収穫でした。

投稿者: PL607935010

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