少し前のことになりますがお叱りを受けそうで書けないでいたことです。
先日東京国際フォーラムの中島みゆきさんのコンサートツアー2007に行ってきました。お子様が行きそうも無いコンサートで、平日にしては開始時間が18時半と早いため診療を早仕舞いさせていただきました。けしからんと怒らないで下さい。
中島みゆきさんと言うと、暗いとか病的とか泣いてしまいそうとか、嫌いな人も多いようです。
確かにエレーンや異国といった救いのない曲もありますが、むしろMaybeや糸、命の別名など傷ついた心を理解して寄り添ってくれるような曲の方が多く、最近では世のおじさんたちに勇気をくれる地上の星や背広の下のロックンロールなどが印象的です。
この日のコンサートは失恋から立ち直る女性を歌った御機嫌如何にはじまり、歌のイメージとかけ離れた例のようなトークがあり、1人で生まれて来たのだから 、あなたでなければ、 一期一会と寂しさを抱えた人への共感を感じる曲が続き、その後日によって曲が違う3曲(この日はEAST ASIA、蕎麦屋、糸)、かつて高校生の頃聴いて育ったオールナイトニッポンを思い出させるお便りコーナーがあり、宙船やファイトが続きました。”言葉なんて迫力がない、言葉はなんて なんて弱いんだろう”と中島さんのような言葉使いが書いたとは思えない歌詞がとても印象的なボディ・トーク、”頑張ってから死にたいな”の重き荷を負いてもすばらしい迫力で、我々おじさんたちへのエールにきこえる地上の星、背広の下のロックンロールで締めくくられました。最後は会場総立ちでした。
12月にまた東京にツアーが戻ってくるので、出来ればもう1回聴きに行きたいと思っています。今度は皆様に迷惑をかけないよう週末に行くつもりです。但しチケットをもう持っていないのでオークションで何とかならないか、連日ヤフーを見ています。